メープルFP相談室

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金融資産運用設計


どうもFPと言うと、資金運用のアドバイザーのように思われている方が結構いらっしゃいますが、資金運用は私たちが勉強するほんの一部です。
この分野の専門家には金融アドバイザーや実際に金融商品の販売をする金融商品取引業者等がおられます。FPはあくまで、金融資産運用の一般的な方法等のご相談に応じるだけです。

日本では昨今の低金利状態だと定期預金では殆ど利子がつかないのが実情です。又、日本の株価はリーマンショック以降低迷を続け、日本株での運用も二の足を踏まざるを得ない状況で、一体どうしたら良いか頭を抱えている方もいっぱいいらっしゃるかと思います。

しかし、日本以外を見渡せば、力強く経済発展を続けている国もあります。株価も日本を除けば大半の国でリーマンショック以前のレベルまで回復しています。何も日本だけに固執せず、海外の株式、債券あるいは不動産、商品等への投資も幅広く考えてみたらどうでしょうか?
個別銘柄、個別商品を探すのは難しいし、手間もかかりますが、今は幅広い銘柄、商品の組み合わせも色々あります。但し、海外資産への投資の場合は為替の変動に影響されると言うことも覚えておかねばならないと思います。

お金に働いてもらう為には、個々の金融商品の仕組みも良く理解しなければならないと思います。又、リスクとリターンの関係も良く調べる必要があります。

それからもう一つ大事なことは、短期に必要となるような資金は運用に回さないことです。長期運用を前提とすれば目先の値動きで一喜一憂する必要がありません。資金運用で失敗した方の多くは10年、20年の長期で増やすことを考えず、1,2年で必要となる資金を短期運用して増やそうと考え、結局市場が思う通り動かず、損の確定をしてしまっています。

それと若い方達に特に伝えたいのは、何十年か先に必要となる資金を『積み立て』で運用することが肝心だと感じています。聞かれた事があるかも知れませんが、毎月決まった金額を投資信託等に投資する『ドルコスト平均法』はお勧めだと思います。

リーマンショックは100年に一度の出来事と一般には言われています。積立長期運用を心掛け、リスクとリターンを考え分散投資をすれば、お金はそれなりに働いてくれるものと私は思っています。



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